このページは、乳児と被曝の危険性をわかりやすく解説することで、農・漁協、生産者、小売業者の風評被害対策や、赤ちゃんや小さなお子様のいる家庭が、安心して日常生活を送るための最新情報を発信しています!

乳児と被曝の危険性


 ここでは、乳児は大人にくらべて、被曝による甲状腺がんなどの発症リスクが高まる危険性がある…という前提にたって、考えてみたいと思います。

まず、被曝は前には外部被曝(空間)と内部被曝(呼吸、水、食物などで体内に取り込む)の2種類があります。そして、外部被曝も内部被曝に関しても、元々自然界ではゼロではないということを知っておいてくださいね。

詳しくいうと、外部被曝は、体の外部から放射線を浴びて被曝することであり、内部被曝は、放射線を発生する物質である放射性物質を体内に取り込み被曝することです。ちなみに放射能というのは、放射線を放出する能力をさしています。

では放射線とはそもそも何かというと、広い意味では全ての電磁波及び粒子線のことで「光」の仲間です。また、ラジオやテレビや携帯電話の電波、赤外線や可視光線、紫外線なども広い意味では放射線に含まれています。

しかし、これらは健康への影響が小さく、主に外部被曝で問題となるのは、レントゲン検査などで使われるX線や原子核から放出されるアルファ線、ベータ線、ガンマ線などが該当します。

 ちょっとわかりずらいので、放射線を紫外線に置き換えて説明しますね。紫外線は地球上いたるところに存在しますが、人間が日常生活を過ごす上で、浴びていてもほとんど健康に支障がないことはご存知だと思います。また紫外線に肌をさらす時間は自分の意思で調節できるし、たとえ浴びたとしても人間の体というものは、ゆっくりと回復していく能力を持っています。

ところが、普段日焼けをしない人が、いきなり海水浴などで短期間に紫外線を一気に浴びるとどうなるでしょうか…?いわゆる日焼けと呼ばれる状態ですが、皮膚は真っ赤になり熱を持って水泡ができ、服が触れるだけで激痛を感じる状態になります。

この場合、人間の体に回復力があるとはいうものの、時間がたって皮がむけたり、その後シミなどの原因になったりします。それでは、このことを赤ちゃんに置き換えたらどうでしょうか...。

赤ちゃんの場合、想像するだけで怖くなりますが、紫外線が身近なもののなかで、最も放射線が人体に与える影響をイメージしやすいという理由で、ここでも取り上げてみました。この紫外線よりも、さらに人体に影響が強いものが放射線だと、イメージしてもらうとわかりやすいと思います。

そして、人体に影響がある放射線を出す能力があるもの、つまり放射性物質が、自然界では考えられないほど大量に集まっている場所が原子力発電所の中なんですね。

通常は何重にも遮蔽されて、できるだけ自然界へ放出されないようにしているのですが、この覆いが破れてしまって大量に放射線を撒き散らし、さらにこの放射線を放出する物質である放射性物質が風にのって空中へ、あるいは海中へ漏れている状態が今の福島第一原発です。

まとめると…、福島第一原発には放射線を発生する放射性物質が大量に存在し、爆発を起こしたことによって、放射性物質が大量に撒き散らされました。現時点では、原発から大気中への放出は減ったものの、放射性物質が雨や風によって地面に降下し、土壌に降り積もり、放水によって地下水や海中にも放射性物質が拡散しているという状態になっています。


 では被曝による健康への影響を減らすためには、いったいどうすればいいのでしょうか?それは、おそらく…外部被曝と内部被曝をできるだけ減らすことだと考えられます。

乳児は自分で判断したり、行動したりできないので、親御さんの判断でできる一番手っ取り早いアクションを起こすしかありません。それは・・・とにかく福島第一原発の周辺から離れること…です。

それだけで外部被曝も内部被曝も大幅に減らすことが可能になります。


外部被曝を減らす


 外部被曝を減らすには、まず自分が住んでいる地域の放射線量をチェックしましょう。文部科学省のサイトに各都道府県別に、また福島県の場合は、もっと詳細なデータがあるので、自分が3月11日以降どこに住んでいて、その後どれぐらい住み続けるかを積算してください。

外部被曝は、マイクロシーベルト/hで発表されているので、そこへ24(時間)と365(日)をかければ、おおよそですが、年間の被曝放射線量の数値を計算することができます。

参考までに、日本のこれまでの年間被曝放射線量(上限値)は、1000マイクロシーベルトですから、逆算すると…年間1000マイクロシーベルト÷日÷24時間で、0.114マイクロシーベルトとなります。

これはかなり厳しい規制数値になりますが、乳児などへの影響を考えると、これを大幅に超えると予想される地域で居住し続けることは、健康へのリスクが上昇することを意味します。

この数値が継続して高いところで生活し、我が子を保育園へ通わせることは、親の責任として避けたいと、多くの方が考えると思います。


内部被曝を減らす


 内部被曝を減らす場合は、とにかく体内に取りこむことを減らすことしかありません。しかし、自宅でどれだけ気をつけていても、保育園や託児所などに乳児を預けているなら、注意が必要です。なぜなら、通常の保育施設では、そこまでのリスクマネジメントができていないと思うからです。

具体的に注意することは、ミルクの調合や麦茶など、直接摂取する水に関しては、当分水道水を避け、ミネラルウォーター(軟水)を使用しているか、さらには、離乳食などの食材の産地が、放射性物質の拡散地域外の食材を使用しているかを確認することです。

もしかしたら、地域の農家を助けるためという名目で、空間放射線量の数値が高い地域で取れた食材を、国の暫定基準値以下だから理由で使用している危険性があるからです。

場合によっては自宅で離乳食を作り、保育園ではこれ以外の水や食品を与えないようにしてもらいましょう。また、乳児だけでなく、親御さんが地域の農家の人だったり、親御さんが勤務している場所の放射線量が高い場合は、外部被曝、内部被曝ともリスクが増大することも考慮してください。

こんな時こそ、乳児をはじめとする子供の健康を第一に最優先するためにも、将来後悔しないためにも、具体的な思い切った行動をとりましょう。







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